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坊っちゃん
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『坊っちゃん』に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.9
1935年P.C.L.の11作品目“坊っちゃん”。“坊っちゃん”初映画化。やっぱりこいつはロクでもないな( ・᷄ὢ・᷅ )松山市をどこまでディスれば気が済むんだ。あーおもしろい。
✔『坊っちゃん』(3.5p)及び『吾輩ハ猫デアル』(3.5p)▶️▶️ 

 山本嘉次郎は器用貧乏というより、作家のエゴを剥き出しにせず、透明な吸い取り紙の様に、対象のエッセンスを吸い取り、万人向けに濾過する、やはり得難い才能であり、実際大した才気·実力を秘めてる。夏目文学の連作を当てたのだって、漱石の文明批評を含ませた、韜晦的で痛烈な初期漱石の語り口をそっくり引き入れて、それを映画的な膨らみ-滑らかさと同化させている。今回に限らず、この会場の催しは1番組2回程度しかやらないので、休みが増えたとはいえ、1/3位は仕事と被ってしまうが、例えば今回観れない『藤十郎の恋』のような見惚れるような映画美のテクニックはないけれど、得難い味わいがある。唐沢カメラマンも相変わらず冴えてる。
 いかにも映画的な内容の『坊っちゃん』は、初期漱石の痛快さと、未だトーキーになって間もない映画の青春が合体して、かなり頼もしい。仕切りを突っ切って(左右し)、進み座ったり·騒音立てに振り回される、人とカメラ。教師挨拶廻りや、宴席での、『グッドフェローズ』先駆け半主観長回し巧み移動。何気に切返し·その角度·縦の構図がピシッと極まる。制裁の二組呼応や当事者の間位置のカメラ置きの、モンタージュ感。「単純すぎる君でもそこまで分かったか」の原作より更に猪突のキャラ·主役役者により、誤解の裏の分かりやすい権力者の勝手な欲の専横への憤怒。『さくら隊』で散った丸山定夫を始め名優らの存分コラボ。導入原作分口調や、下宿婆ァさんの語り中心すら、映画的。原作と違い(ウラナリらの)ハッピーエンドも悪くないし、細かい相手を慮る土足踏込み自制の機微の連ねもいい。『エノケン』ものと比べると速度を落し文学に沿ってる。
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 よりぶ厚い原作未読の、『吾輩ハ~』映画版は、見てくれの映画ダイナミズムを捨て、よりクスッと笑い·別世界感覚に連れてかれる味わいが増して、ワクワク想像はたらく世界をかもし出してる。豊かでなくも知的有閑層の、友人·夫婦関係(尊敬より関心惹きつけ合いだけの仲)や、共通関与の話題成金一家(物事執着習性でひとり堕ちてく)、を前作を引き継いだ名優等が一層味わい深くしてく。話の関心はどんどん移り変わってゆくが、無意識に「かつぐ」センスが最上とされ、話の中身は今度はちゃんとイメージ化されるが、深みに嵌まるかなと思うとあっさりその前に着地している。不可思議な声に惹かれて落下や、嫌がらせ引受けのスポーツ学生の一人を拉致しての追求顛末、結婚目前実家帰省で別婚儀。やってきて座り、手の内見せ·話す、2~4人の、位置取り·切り撮りの組合せの、図の詰め繋ぎの力。見張る·駆ける·伺う·追う等の図と角度の力とサスペンスのシーケンスもあり。話の中のイメージ世界も弾力ある。
 序盤は最高かなと思ってたが、後半は、高慢強欲成金一家の、毅然名花的娘(千葉)に集まる、貶し処。彼女賛の筈の手紙がリレー形で愚弄へ、本人の公演晴れ舞台で勝手焦り·ヒス姿、目指す本命にも意識外にうっちゃられ。家も財産運用で没落、脇からさらった男にも肩透かしを味あわす。主人公教師一家は纏まり取り戻すも、このヒロイン?の下り道はあまりスッキリしない。大して本など読まない私だが、三島程ではないが漱石にも感じられる女性不信と最終·脇の存在置きへの、わだかまりと通じてるのかも知れない(何しろ最初に言ったように原作を読んでない)。
 40数年前かに観た凡庸崑版とはダンチである。
Hiroking

Hirokingの感想・評価

3.0
〖1930年代映画:小説実写映画化:PCL:日本映画傑作全集〗
1935年製作で、夏目漱石の同名小説を実写映画化‼️

2023年1,604本目

『坊っちゃん』に似ている作品

お染久松 そよ風日傘

製作国:

上映時間:

91分

配給:

  • 東映
3.5

あらすじ

おきゃんで美声で器量よしの油屋の箱入り娘・お染は、優しくて美男子の丁稚・久松に思いを寄せていた。ある日、放蕩者の多三郎から二百両もの大金を届けないと殺されるとの手紙が舞い込み、油屋はてんや…

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