あんまり言わない方がいいのは分かるけど、つまらなかった...。
三時間という長尺に見合わない浅い脚本と、名曲とは言い難い曲たち、不器用すぎてイライラしてくるキャラクター、この三点が合わなかった。
個人的にミュージカルで大切なのは、ミュージカルシーンとそうでないシーンのテンポだと思ってるんだけど、全部曲をすっ飛ばしたくなるほど一々グダグダしてて集中力が持たない。
曲もそんなに良いわけじゃないし、教授に至っては歌う気すら無さそうなので正直ムカついた。
あの人伴奏流れてんのにペラペラ語ってるだけじゃん。
『ティファニーで朝食を』のときにオードリー・ヘップバーンの過剰摂取で倒れそうになったのとは真逆に、おじさんたちがああだこうだ言ってるシーンが延々と続き、早くオードリーを出せや!とポップコーン投げたくなったよ。
お父さんのキャラクターとか、絶対いらないでしょ。
教授、差別主義者だし、人のこと見下してるし、おじいちゃんの一歩手前だし、ハゲてるし、歌わないし、あいつのどこがいいの?
ミュージカル映画の頂点と言われる理由はあんまり分からなかった。良かったところと言えば、オードリー・ヘップバーンの口パクが上手かったことくらい。