Scratchy

ストレート・タイムのScratchyのレビュー・感想・評価

ストレート・タイム(1978年製作の映画)
5.0
色違いも持ってる爽やかな若葉色のシャツは昔の仲間に会うときはゴロツキ風の染シャツ、出るとこに合ったシャツ着てるダスティンホフマン。ビジー親子と家に着くと迎えるキャシーベイツの笑顔でもう涙出そうになるけど、四人で囲むテーブルもほんの束の間。スタントンんちのプールサイドで手作りバーガー食べるとこも最高、美味しそうなピクルスものせてー。スタントンが歌って引くカメラも泣く。職安で出会うテレサラッセルと次の約束のために交わすテーブルの下のディール。次の日拘置所に訪ねてくる天使。夜中に汚れた服で帰ってきたホフマンとラッセルがタバコに火つけて話すとこ、この方法しかないんだっていうの聞いて気をつけてねって。みんな優しくて。誰も止められない。出てくるたびに腹が立つエメットウォルシュもすばらしい、あのベラベラおしゃべりとゲスな笑いに虚ろだったホフマンのメーター振り切れるフリーウェイ、パンツ下ろしに戻ってくる。溜飲下がるけどもう戻れない。行き当たりばったりの強盗はたまたま成功したけど、杜撰な計画にもしっかり付き合うスタントン、ストップウォッチ提げてグリーンのジャケットキマってる。時間切れなのに熱心にあの時計奪って、お前のもたついたせいでビジーも逃げたってのにハグして撃って、喜ぶわけない贈り物握りしめて、見ててやりきれない思いに駆られる何かが欠如してるホフマンの、今、昔、大昔のマックスデンボの囚人写真をはさんで続くワインディングロード。デビッドシャイアの音楽もサイコー。スタントンにビジーはもちろんサルに似てるからサルの写真貼ってサルのぬいぐるみ事務所に置いてるサンディバロンもエドワードバンカーもいかがわしい旧友オールスター満喫。
Scratchy

Scratchy