実話ということで驚きもあり感動もあるが、この類いにしてはラストでトーンダウンする珍しいタイプ。
描くべきがフットボールのようなスポーツではなく、ラジオが触れ合う人々が徐々に変わっていくという過程。
障害者が何かを成し得たとこではない所が数あるタイプと違う点。
やけに優しい人だらけで善悪がはっきりしているのはまだ許せる範囲だが、ラストの本人登場が意味があったのかは大いに疑問。
写真や文ならまだしも、本人の映像を出すのであればドキュメンタリーでもよいと思ってしまう。
キューバやエド・ハリスなどが好演しているだけに実に勿体無い終わり方で残念。