シミステツ

101匹わんちゃんのシミステツのネタバレレビュー・内容・結末

101匹わんちゃん(1961年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ダルメシアン柄を使ったオープニングはデザイン・エフェクト的に参考にしたい。吹き出しみたいに使ったり音符をダルメシアン柄で表したり。
100年に1度の美女を見つけポンゴは公園に散歩に飼い主のロジャーを連れ出す。意識してる感じかわいい。ちゃんと2人をくっつけたのすごい。
毛皮マニアのクルエラってもう人間にして悪魔的ヴィラン感。名前もすごいよね。残酷悪魔子みたいな。Cruel devil。
飼い主の散歩中に誘拐される子犬たち。ド・ヴィル屋敷にクルエラが購入した84匹の犬たちも含めて監禁されている状態。犬たちの連携。人間の無力さ、意地汚さ。犬からしてもとんだ災難。
クルエラはシンデレラやマレフィセントなどを生み出したマーク・デイヴィスが担当。今作ではアニメーターの書いた原画をそのまま取り込めるゼロックスカメラを用いて絵をセルロイドに焼き付ける方法(コピー機を用いて原画をフィルムに転写する画期的なシステム、ゼロックス・プロセス)を採用して今後のアニメーション制作の定番になっていったらしい。また時代設定を(製作当時の)現代にしたディズニー初の作品ということ。