一人旅

平原児の一人旅のレビュー・感想・評価

平原児(1936年製作の映画)
4.0
セシル・B・デミル監督作。

巨匠セシル・B・デミルがゲイリー・クーパーとジーン・アーサーの顔合わせで撮った西部劇で、ワイルド・ビル・ヒコックら実在のガンマンたちの活躍を描きます。

南北戦争終結後の1865年のアメリカを舞台に、名ガンマン:ワイルド・ビル・ヒコックと先住民に銃器を密売している悪徳商人との対決を描いたウエスタンで、ゲイリー・クーパーが主人公ヒコックを演じ、相手役のジーン・アーサーがヒコックの恋人:カラミティ・ジェーンを、ジェームズ・エリソンがヒコックの旧友であるバッファロー・ビルを好演します。

西部開拓時代を彩ったワイルド・ビル・ヒコック、カラミティ・ジェーン、バッファロー・ビルという3人の名ガンマンが一堂に会した華やかな西部劇で、男勝りな性格のカラミティとの風変りなロマンスや旧友バッファロー・ビルとの親交と友情を絡ませながら、正義漢ヒコックと悪徳商人一味との対決のゆくえを史実に脚色を交え描き出しています。

実在する3人のガンマンたちの関わりを軸とした軽やかで明朗な作風と、アメリカ陸軍vs先住民族とのダイナミックな戦争シークエンスが見せ場となった万人受けの娯楽ウエスタン大作で、端役の先住民役で無名時代のアンソニー・クインも出演しています。
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