ぽち

霧の子午線のぽちのレビュー・感想・評価

霧の子午線(1996年製作の映画)
3.3
「光夫、いったれー!!!」って作品。

多くの人は気付いていないが光夫が影の主役。
超美人の母親、その友人の超超カワイイ年上の女性に抱きついて撫でてもらえて、おまけに憎ったらしい高尾を「実生活そのままの役かよ!ふざけるな」と怒鳴りながらボコれる特典付き。

ストーリーや演出は平凡でそれほど見所は無いが、二大女優競演と言われるだけの事はあり、吉永、岩下はすべてのシーンで輝いていて目が離せない。
ただ贅沢を言わせてもらえれば、2人の役を入れ替えたものを見たかった。お煎餅岩下、ケーキ吉永ではあまりにはまりすぎで当たり前。

つっ込みどころは2点。
ラストシーンの岩下の絶叫は蛇足。中島みゆきの主題歌に絡めてのラストシーンだろうが、意味の無い、と言うか邪魔でしかないシーン。

それと最大の失敗は最初のクローン病に関するテロップ。
「~病気の実際とは異なる場面があります。~急死することのほとんどない病気です」
おいおい!これ「作中のクローン病のキャラ、急死するよ~ん」
って言ってるのと同じだろ!!

美女2人に集中して、ボコられる玉置を見てスッキリすると楽しめる作品。

それにしてもダンスシーンの吉永のかわいさよ・・・・・・・・・・
ぽち

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