ナ・ホンジン監督のデビュー作品で、実際に起った連続殺人事件をベースに、殺人犯と元刑事の追跡劇を緊張感たっぷり描き出したサスペンススリラー。
コレでもかって程に救いようがない、これぞ懐かしの韓国映画。
容赦ない残酷描写と脚本は、韓国映画の真骨頂といったところ。
Prime Videoに上がってたので久しぶりに見たんですが、重たい、やりきれない、あまりのエグいプロットはハードル高いです。見終わるとヘロヘロになります。
脱出を試みるソ・ヨンヒの爪とタイルのシーンが生々しく痛々しい。
警察を無能に描くことで、やるせない気持ちに。被害者に対する残忍すぎるシーンと競うように犯人をボコボコにするシーンでは、被害者たちの怒りと怨念がこもった描写のように感じます。
怒りをパワーに変える脚本は、血の匂いさえします。
ソ・ヨンヒが若くて綺麗、ハ・ジョンウはち切れてます。
キム・ユジョンがいいアクセントになってて涙を誘います。
体力回復したら『哀しき獣』見ます。
