のっけから人間の意地汚さというか身勝手さがエグくて人間である己をぶん殴りたくなった。
手前らがだしすぎたゴミのにウンザリして宇宙へ飛び出し、5年間の宇宙旅行中にウォーリーというゴミ処理ロボットに地球を綺麗にさせておいてピッカピカになったら生還しよう！って考えがマジでクソ。で、この計画が上手くいったらまた地球汚して去ってくんだろ？もう1回人間は絶滅しとこ？(極論)
ディズニードリームライトバレーというゲームを始めまして、そろそろウォーリーを迎えるイベントをやろっかな！と思っているところだっため、まずは見たことないウォーリーを観るべや、って軽い気持ちでつけたんだけど、まじ私ら人間が勝手でごめんって落ち込んだ。
唯一まだ動けるウォーリーが主人公なんだけど、友達がとゴキブリってが粋。また、言語と表情がないので音楽と動きと機械音で感情を現すのが上手すぎて脱帽する。ウォーリー、始終可愛いんだけど人間の性でひとりぼっちなんだよなってのが常に頭に過ってしまって申し訳さが勝りまくってしまった。
イヴとの出会い感動的なんだろな？と思ってたから過激でめっちゃ笑う。あまりにもスナイパー。ウォーリーに比べたら目元が液晶なので表情もあって感情がわかりやすいものの、やはり言語は持たないので表現力の強さが上手い。動きかわよ。ツルッツル。後半めっちゃ喋るけど。
やっとこさ出会えたゴキちゃん以外の誰かにウォーリーはウッキウキなんだけど、イヴは全く興味持たず何かをスキャンしてる序盤のすれ違いっぷりが、なんかもうボーイ・ミーツ・ガール。ピンチを迎えても己の腕1本でやっていける強者ガールなためウォーリーの入る隙ないのきゃわわ。
ウォーリーの良いところはどこまでも純真で真っ直ぐで、名前を名乗る「ウォーリー」ところでめちゃくちゃE.T.思い出した。「ウォーォーリー」「イーーーヴッ」な自己紹介シーン、何か知らんがロマンティック止まらん。
イヴにあれのれ自分の見つけたコレクション渡して楽しむウォーリーも可愛いし、いっこい手に取るものの壊しがちなイヴも可愛い。彼ピ(ウォーリー)のお家でお気に入りの映画見て踊るの、なんか中学生の初めてのデートみたいで照れる。中学生時代に彼氏いなかったから完璧な妄想だけど。
人間を宇宙に連れ出したBLNがダメ人間(肥満度超アップ)でしかないの、すごい。便利になればなるほど人は堕落し楽な方へと進んだ結果がこれですと皮肉られてるのすごい。プールがあってもも誰も入らないし、そもそもあることに気がつきもしない、目の前のタブレットにばかり目がいってて視野が狭くなってるのも、映え！って言ってカメラ越しにしか風景を見てない現代人を予兆していたようで、好き。意地悪だねぇ。
5年どころか地球を捨てて700年も経ってるで人間がここまで退化(進化はできなかったのね…)してるのも納得した。
ウォーリーは徹底してイヴ大好き！って感じなのに対し、イヴは手間のかかる弟を叱りつけながらも助けるお姉ちゃんって感じが強くて、なんかそのすれ違いっぷりも可愛かった。ウォーリー垂れ目なのがまた幼さを助長してるんよ、素直さ故のワガママ可愛すぎる。
「あのこと手が繋ぎたい」をモチベーションに外来の汚染物質撒き散らしながらひたすらイヴをおっかけるウォーリーまじ一途。対するイヴは「今手繋いでる場合じゃないやろ！」とすげ無くしていたのに内蔵の防犯カメラの映像を見てウォーリーへの気持ちが芽生えるのも素敵。
ロボットの言いなりで何もしてなかった人間(特に艦長)がウォーリーとイヴを見て、植物を見て、ただ生きてるだけじゃダメなんだと地球に帰る決意をするの、傍目に見たら無謀なんだけど、見たことが無い行ったことがない所への渇望って凄いんだろうな。私たちで言うところの宇宙がそれなので逆現象起きてる。
何で宇宙に来ざるをえなかったのかも忘れて相変わらず宇宙にゴミ捨てまくってる表現とか、も暗に人間の身勝手さを描いてて良い。なんかもっとこういう作品作ってくれよディズニー。
体がボロボロになってしまって記憶を失ったウォーリーにくっそ泣けたし、そんなら雷にでも打たれてみたらどう？と乱暴すぎること考える私とは裏腹に、手を継いだことで記憶取り戻すところで手前の頭の悪さに頭痛がした。なんてロマンチックなんだ…。
すごく良かった、良かった…！
退化した人間が地球で生き生きとロボットの力を借りながら文明を取り戻していくエンドロールも良かった。泣いた。
SDGsとか未だによく分かってないし、スーパーで袋買わなきゃいけないのまじ愚策だと思ってるけど、環境問題にもう少し私も貢献できるように小さなことからコツコツ頑張ろうって思えた。
みんなも30年後の自分が何歳かな？って常に自問自答しながら地球大切にしていこうね。セクシーに問題を解決していこ！(小泉構文)
