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華麗なる一族のaoringoのレビュー・感想・評価

華麗なる一族(1974年製作の映画)
4.0
DVD2枚、211分なる超大作。
映画公開は1974年であり、物語の舞台は明言されてないそうですが1970年前後、高度経済成長期が終わりに向かい華々しいバブルの幕開けを控える日本の銀行をはじめとする経済界、そして政治の裏側を描いた重厚で筋肉質なドラマでした。

それを大手銀行のオーナー財閥ファミリーの家族模様を中心に描いていて、長編ながら見応えのある時間となりました!今ではM&Aとか銀行合併とか当たり前になってるけど当時は大騒ぎだったんですね。大蔵省(現・財務省)といえば私世代(81年生まれ)がギリギリ分かるであろう夫が嫁にお伺いを立てるときの「うちの大蔵省に〜〜」っていうフレーズ(若い人はわからんやろなw)が浮かぶw

(キムタク主演でドラマ化もされたみたいですね!そっちも観てみたいな。さらに2021年WOWOW開局記念に中井貴一さん主演でまたドラマ化されるらしいので興味津々です!)

レトロ好きとして万俵宅である屋敷の当時のインテリアや内装がかなりツボであり、テーブルライターとかもね、おぉ!おじいちゃん家にあったぞそれ!みたいな懐かしさもあって。映像見てるだけでも楽しめましたね。

現代とは文化もまるで違うのでそれも楽しめました。どこでもタバコ吸いまくり、新年初出勤は女性行員は晴れ着でお出迎え、男が踏ん反り返って女は一歩下がる、みたいな、今やったら各方面からすげぇ怒られそうだなwwとかも考えながら楽しめる昭和映画の良さ。

女優陣の思い切りのいいベッドシーンも見応えあり。当時はテレビでも乳首ふつうに出してたからか女優さんも割と脱いでましたね。最近は若いトップ女優なら沢尻エリカと安達祐実くらいですかね?(他にもいたら教えてくださいー)

あと、昭和の映画、大滝秀治さん出演率高いですねw どうしてもオリジナルより関根勤さんの物真似の方が馴染みあるのでシリアスシーンでもコミカルに見えてしまうので困りますw
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