映画っていいな

華麗なる一族の映画っていいなのレビュー・感想・評価

華麗なる一族(1974年製作の映画)
4.0
3時間半の超大作。ですが、面白く時間が矢のように過ぎました。小学生の頃、家族でキムタクのドラマは見ましたが、意味がよく分かりませんでした。当然ですね。小学生が家族と見るドラマではありません。主人の寝室に妻と妾のベッドがあるってどういう事ですか。しかも、妻との情事の間に妾呼ぶって。最低ですね。これが、また佐分利信と京マチ子が演じるものだから殊更雰囲気出ますし。京マチ子は、大映社長の愛人の噂があるだけに似合います。
華麗なる一族。正に、皮肉った題名ですね。小が大を食う為に奔走する父大介。冷徹だけど、彼なりの方法で守り抜こうとしている訳で一概に悪い人とは、決して言えない。政治と金が本当に汚く動いていて、見る分には面白いが、仕組みとしては欠陥だらけですね。人間と金と政治。人の醜い部分をまざまざと見せられて、3時間半本当にお腹いっぱいになりました。