バレンタインの位置づけがアメリカではどう捉えられているのか。
これが一番気になっていたことだ。
愛の告白をするためか。愛を深めるためか。それとも愛を確認するためか。
いずれにせよすべての人物が軽いことが挙げられる。
そして心に残るエピソードが見当たらない。
音楽や役者にだまされている感があるが、内容はかなり薄い。
基本はアシュトン・カッチャーとジェニファー・ガーナーの二人だとは思う。
そのため全体的にお手軽な印象を持ってしまった。
「ラブ・アクチュアリー」と似ていると言われるが、あちらほど深みがない。
出てくる俳優がほとんど若いというのも一理ある。
いずれにせよ1年で1日限定のための映画というのは、季節がらを狙うにはあまりにも厳しい。