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はなればなれに
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はなればなれにの作品紹介

はなればなれにのあらすじ

ゴダールがアメリカの犯罪小説をもとに製作した、型破りの 3 人組による恋と犯罪の狂想曲。ある日偶然出会った小悪党の男 ふたりと、無垢な女。パリ郊外にある女の叔母の家から大金を 盗む計画を立てる 3 人だが、予期せぬハプニングから計画は殺 人事件へと発展する。強欲なアルチュールに惹かれるちょっと 奥手なオディールと、彼女をひたむきに愛する優しいフラン ツ。アマチュア強盗団3人のバランスは、逃亡生活のなかで徐々 に崩壊していく……。

はなればなれにの監督

はなればなれにの出演者

原題
bande a part
製作年
1964年
製作国
フランス
上映時間
96分
ジャンル
ドラマ

『はなればなれに』に投稿された感想・評価

Kota

Kotaの感想・評価

3.5
“ここは映像に語らせよう。”

オープニングが超絶オシャレで、ダンスシーンは“シンプルメン”や“パルプ・フィクション”に、ルーブル美術館を駆け抜けるシーンは“ドリーマーズ”にオマージュされている映画好きのための映画好きによる映画。タランティーノはこのタイトルの製作会社作っちゃうし、ハル・ハートリーに至ってはゴダール好きが作品から溢れ出してるよね。

ゴダールの“気狂いピエロ”は全くダメだったんだけど、今作はエンタメ寄りで見易かった。ナレーションでキャラの心情を説明したり、逆に説明しなかったり、1分間の沈黙タイムを作ったりとっても遊び心に満ちている。プロットとかカット割りとかは別に全然良くないんだけど、このとりあえず映画撮ってみました感が逆に今もなお愛される作品にしているのかな。観る人がどのような意味を付けるかによって解釈なんて無限にできてしまう、そんな事を何故か考えさせられる。原点回帰できる傑作でした。
Goach

Goachの感想・評価

5.0
「遊び心」が人生を素晴らしいものに!

クエンティン・タランティーノが影響を受けて、彼の制作会社名「a band apart」は本作タイトルから名付けられ、代表作パルプフィクションの元ネタにもなった作品。

取るに足らないストーリーなのに、観てる人間を魅了する「人生を楽しむ」というメッセージが痛快な、遊び心に満ちた作品。

決して完璧な作品ではないし、あれ?このシーンなんであるんだろう?なんて考えだしたらキリがないくらい荒削り。それでも、役者やスタッフが楽しんで創り上げた作品なんだろうなぁと思ってしまうほど、出てくるキャラが楽しそう!!!

フランスミュージカル映画の名作、シェルプールの雨傘、ロシュフォールの恋人たち、で楽曲を担当した ミシェル・ルグランが織りなす小気味良い音楽も魅力的です。遊び心や小気味良い音楽に、ゴダール監督作品らしい詩的なセリフも重なって、なんとも言えない独創的な作風になっています。

ルーブル美術館をみんなで走り抜けるシーンでは警備員が止めにかかってきますが、撮影許可を取らずに敢行したため、本物の警備員が飛んできた姿を押さえたらしいです。作中はそういうことの連続なので、終始最高です。


ルールや規制ももちろん大切なんだけど、イタズラ心や遊び心が「人生の大切な日を創っていく」ということを教えてもらいました。何事も楽しんで行かなきゃ。

ストーリーは、男2人・女の子1人の3人で、学校をさぼって泥棒を計画するお話です。

「遊び心を大切に」をいつまでも忘れずに生きていこうと思います!
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 若者は自分たちの本当の価値を知らない。そしてもれなく道を踏み外す。死ぬ間際にゴダールは何と青臭い馬鹿な映画を撮ってしまったのかと後悔したかもしれないが、若く瑞々しい時期にしか撮れない若さの結晶でもある。若者たちはしばしば成功と失敗を天秤にかけない。運さえも全て独り占めしたような万能感にしばし浸る。それこそが若者の根拠なき自信なのだ。SEXも犯罪もドライブも何もかもが大人顔負けに出来ると勘違いしている。その意識のズレに監督自身が乗っかる。共に推理小説マニアのフランツ(サミー・フレイ)とアルチュール(クロード・ブラッスール)の設定などどうでも良い。推理小説マニアであろうが何だろうが、彼らは奈落の底に突き落とされるのだから。手に握るのはおもちゃの銃でもナイフでもない。彼らが入れ上げる英語学校の生徒オディール(アンナ・カリーナ)も何だか妙に座りが悪い。脚立のエピソードなんてゴダールらしからぬどん臭さが残る。『カラビニエ』もそうだったがこの時期のゴダールは創作のスランプではなく、あえて壁にクラッシュしに行っている感覚がある。あえて負け続ける人生と映画。しかし映画作家としては絶えず止まらず走り続けた。

 クランク・インの少し前、当時ジャン=リュック・ゴダールの伴侶だったアンナ・カリーナは自殺未遂をした。彼女に生きていて欲しいと願ったゴダールは彼女の為に今作を作った。カラー映画『軽蔑』の前。モノクロ映画で殆ど金もなかったし、やりたいことを好き勝手やれた。ゴダールは映画を撮ることで我が妻を救いたいと思ったが、結局救えなかった。だがアンナ・カリーナはゴダールと別れ、79歳まで生きた。3度も結婚した。登場人物たちは殆ど自爆だが、ゴダールも無残に自爆した。その意味で思い付きで場当たり的。当然、演出は即興で結末もぼんやりとした展望があったのかどうかはもはや定かではない。然しながら中盤の「マディソン・ダンス」の場面にカメラを向けるゴダールはアンナ・カリーナに本気で恋していた。のちのインタビューでサミー・フレイとクロード・ブラッスールの振り付けを覚えられないどん臭さにゴダールはほとほと参っていたようだが、アンナ・カリーナだけはゴダールの思い付きで創作したへんてこりんなフリをすぐに覚え、ずっと踊っていた。監督と女優。夫と妻。カメラの後ろと前。映画を撮る時の夫婦の間は夫婦にしかわからない空気感だが、1人取り残されるアンナ・カリーナのあの空気にはゴダールが秘かに寄せた愛が映る。ルーヴル美術館を9分43秒で駆け抜けた永遠と刹那に馬鹿な若者だったゴダールの在りし日が滲む。恥かしげもない恋の記録。

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