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岩井俊二監督。
2001年度・キネ旬日本映画ベスト・テン第７位。
田園が美しいある地方都市。中学二年の蓮見雄一（市原隼人）は、かつての親友、星野（忍成修吾）にいじめられ、窒息しそ うな毎日を送っている。唯一の救いはカリスマ的歌姫リリイ・シュシュの歌声だけ。自らが主宰するファンサイト「リリフィリア」の中にいるときだけが本当の 自分でいられる瞬間だった…
なんですか、この胸糞映画は…。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」なんかよりもよっぽど鬱映画だと思うのですけど（汗）
感想としては、「すごく90年代後期ぽい脚本と演出」というのがまず第一。01年の作品らしいが、当時は斬新だったのかね？ というか、まんま「旧エヴァ」っぽい演出が延々続くのって、「時代だなぁ…」という感想しかない。
ラストのリリイ・シュシュのコンサート場面はさすがの圧巻。全編を通した、岩井俊二らしい映像美も、まぁさすがと言えばさすがだが。
岩井俊二作品と言えば真っ先に挙げられるのが本作だが、私としてはあまり好みではなかった。岩井作品は脚本の弱さがどうも…。「ラスト・レター」とかは好きだけども。
配信youtubeコメント欄に、「この映画見る度にダメージ受けるからあんまり記憶に残らなくて、毎回新鮮な気持ちで見れる」というコメントがあって、笑ってしまった。
