ふっくー

宇宙戦争のふっくーのレビュー・感想・評価

宇宙戦争(2005年製作の映画)
4.0
スティーブン・スピルバーグ監督の未知の侵略者との戦いを描いた超大作。

今作は公開当時映画館で満席の中見たことを鮮明に覚えてます。
子供の頃だったからか、見た当初は凄いアクション映画だという印象しかなかったんですが、大人になり久々に今作を見たんですが、なんだろう。全然違う見方が出来たというか、なんかめっちゃ最後感動しちまったよ。。。

水面を泳ぎ人々を襲うホオジロザメをCGではなく実写でこだわって作った名作「ジョーズ」、「ジュラシックパーク」でも誰も見たこともない絶滅した恐竜を画面全面に披露してくれたり、「インディジョーンズ」では冒険心あふれる最高のエンターテイメントをみせてくれたスピルバーグ。

今作も画面で魅了する展開は圧巻。
前半の市街地の地割れシーンや、逃げ惑う人々を次々と襲うトライポット。そして血管のような気持ち悪いアレ。とにかく凄かった。。。。
終盤の展開や、所々でツッコミ要素もあるけど、今回は全くそこは気にならなかった。
最後の最後まで娘を命懸けで守り抜いたトムクルーズに泣いた!!!
そしてダコダ・ファニング。。最高すぎる。
こんな娘いたら絶対命懸けで守るよなそりゃ。。
若さゆえの正義感のあるジャスティン・チャットウィンや、「パニクったら終わりだ」と言っていたのに、最後は自分がパニクって悲しい結末を迎えるティム・ロビンスなど、一人一人の人間の感情の変化なども改めて見てみると凄く丁寧に描かれています。

なんやかんやで、あまり評価が高くはない今作ですが、スピルバーグが小さい時から作りたかったものを全力でやり切った!!という愛が溢れた名作ですよこれは。

作品の中盤には「大阪では(トライポッドを)何体か倒したらしい」というセリフが登場する。これについて『映画秘宝』2007年8月号におけるインタビューでスピルバーグは、「大阪が倒せた理由? そんなの、日本人はアニメやオモチャでロボットに詳しいからに決まってるじゃないか!」と答えた。

↑そんな理由最高やんけ
ふっくー

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