鰹よろし

ニンジャ・アサシンの鰹よろしのレビュー・感想・評価

ニンジャ・アサシン(2009年製作の映画)
2.8
 ユーロポールの科学捜査官ミカは世界各国歴代の要人暗殺事件の裏にとある忍者の一族がいることを突き止め同僚のマスローと共に捜査を開始する。しかしいきなり内務調査官が出張ってきたりと何やらおかしな雰囲気が漂い始めるのだった...

 一方、その忍者の一族に属していたものの、とある事件を機に抜け忍となった雷蔵なる男が独り物思いに耽りながら日々刺客と戦っており、知り過ぎたことで命を狙われる身となったミカとなんやかんや運命共同体へ...いざ参る!!

 アクションの魅せ方はもちろんのこと、わざわざそんなことを?と疑問を禁じ得ない浪漫溢れる多岐に渡る肉体の鍛錬と、まぁそれはそれはチミドログロテスクな肉体的な痛みの表現に富んでいる。

 そんな痛々しい外的なそして物理的な旅路を、移り行く時代の中で変わらぬ古の忍者の存在(風習)と金(ゴールド)100ポンドという価値(相場)を添えて描き出し、その果てに肉体に宿る見えないナニカを、心を見極めさせんとする気概はそれ相応に感じ取れた。


「G.I.ジョー」シリーズ...「プレデター2」(1990)...「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」(2007)...「NINJA」(2009)...「忍びの国」(2017)...「あずみ」...
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