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エネミー・ラインのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

エネミー・ライン(2001年製作の映画)
4.2
『異国のRUNAWAY🏃💨 』

こちらも久々に観てみたのですが、めちゃめちゃ面白かった✨📺😃プロットはいたってシンプル☝️戦闘機で偵察中、撃墜され墜落🛩️↘️命を懸けた絶望的アウェーの状況下で孤立無援の逃亡劇が始まる🏃💨というもの。

監督は、ボクがスコア1.9を付けた『ダイ・ハード/ラスト・デイ』のジョン・ムーア監督。オープニングのカットバックから、やたらと“刻む”監督さんだなぁとは思いましたが、調べてみたらやっぱりMV畑出身の人だったか😌長編デビュー作だからか、カットがこれでもかととにかく凝っていて、紛争を題材としながらも良くも悪くも何だかゲーム的に映る。ただ、この映画はあくまで極限下での逃亡に終始する映画なので、これはこれでアリ❗️

実はこちらの監督さん、幼少期は紛争地帯で育ったらしい😱❕だからなのか、中盤での日常が戦闘と隣り合わせなシークエンスのとこだけはちょっと異質に存在してる。それまでの人生がたった一発の銃弾で終わる無情。あくまでそれまでの流れは崩さない中、でも「見せたいものがあるんだ」という様な想いが垣間見えた気がしました。

主演は、鼻筋に特徴のあるオーウェン・ウィルソンさん👃まぁこの方はいろんな映画にお出になりますね😅でも、この映画の肝は実はそこじゃないかと思うんです。これ、往年のシュワ様やスタ様が主演なら全く意味の違う映画になる。ウィルソンさんには失礼ながら、軍人然とはしていないから窮地が醸出され、“SURVIVE”出来そうにない彼だからこそドキドキが連続する😰💦

とにかく「今度こそダメだぁ😵」な窮地の連続で、釘付け度合いが本当に高い本作❗️その中で、まさしく“助”演なジーン・ハックマンがとにかく渋カッコいい😆💕この映画を観た人なら、間違いなく理想の上司にランクインする事でしょう😳

この手の映画におけるU・S・A🇺🇸側の描き方って、分かりやすい位にいつも勇猛果敢❗️🏇💨 時にそれは鼻につく事もありますが、この映画でのそれは最高のクライマックス向けブースターとしてバッチリ作用してる‼️🚀なおかつ、序盤を盛り上げたRUNAWAY感を改めて盛り込む点も良かったと思います☺️

“リアルさ”を求める方からすると、この映画は“軽く”感じる部分があるかもしれません。ただ、映画を通して緊張感を体感したい方にはとってもオススメの一本だと思いますし、監督のフィルモグラフィを見受ける限り、長編デビュー作にして(今のところの)監督の最高傑作なのではないかと思いましたよ🐼
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