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アメリカン・サイコのcbumのネタバレレビュー・内容・結末

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

「外見至上主義で中身はどうでもいい」というエリート社会ならではの"常識"をブラックジョークと皮肉をふんだんに散りばめて作られた映画

やっぱりクリスチャン・ベイルの役柄はこうでないとね。めちゃくちゃ綺麗な顔立ちなのに、あの焦燥感漂う顔に狂気の顔も出来る、もう完璧なサイコパスでした。

アメリカンサイコとは「アメリカ社会の異常性」を意味してるんだなと感じた。
めちゃくちゃ人の名前間違えるし
ていうかまず、ポールいなくなっても同僚が誰も気にもしてないし
極めつけは、ポール宅が死体置き場になっているのをわかっているはずの不動産屋が、全て片付けて他人に売りつけようとするシーン。
部屋に入ってきたパトリックを何か知っている人だとすぐに見抜いて、「広告は出していない」「早く出ていってくれ」「二度と戻ってくるな」と念押しまでしている。

主人公が最も異常なはずなのになぜかそれに違和感を感じる、再度観たくなる映画でした。
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