このレビューはネタバレを含みます
場所でも、人でも、温度でも、マイクの位置でも変わってしまうのを相手に戦う調律師の苦労、すごいなぁ。
わたしはギターを弾くけれど、チューニングぐらいは自分でできても調律はプロに任せないとダメだし、その時はOKでもどんどん変わっていく。
ましてあんなに弦の多い、複雑な楽器だから移動も分解も大変だなあ〜
と、はいえ、物語的に広がりがなく、面白いところは特段なく、しかもいろんな仕事を引き受けているから芯がブレまくり。
調律師の苦労しか語ることがないのだから色々な仕事を間に入れないと間が持たないんだろう。バッハの録音だけを追っていたら、さぞかし薄っぺらになっちゃうだろうけど、余計な要素入れても、面白くはないです。
やっぱり1時間半も持たせられるほどのテーマじゃないよね。