カラーパープルのワタナベのレビュー・感想・評価

“悪役”と断言していい、どうしようもない最低の男と、彼らに虐げられる女性たちを描いた作品。
100%ハッピーエンドとは言い切れないものの、意外にも全員が暖かい気持ちになる終わり方。

悪役に仕返しをするような結末や、反対に悪役が人が変わったように改心するなど、善悪をはっきりさせ“結論”を出してしまうものより、これくらいの終わり方が一番考えさせられて いい。