湯っ子

近頃なぜかチャールストンの湯っ子のレビュー・感想・評価

近頃なぜかチャールストン(1981年製作の映画)
4.0
喜劇と悲劇、情と欲、どったんばったんうるさくて猥雑で、やっぱり岡本喜八は日本のクストリッツァなのかなと思う、こっちのが先だけど。
不発弾の上に建つ邪馬臺荘に暮らす不良老人たち。合流する若者は、現代の感覚では完全アウトだけど、まぁ時代かな、それなりにかわいらしい。8月15日に温泉へ向かう大型バスもまた、「アンダーグラウンド」のラストが思い起こされたりして。平和っていったいなんなのだろう、犠牲を伴わずになし得ないものなんだろうか。
湯っ子

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