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パリ、テキサスのkstのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.3
哀愁漂うギター。ハイウェイ。8ミリフィルム。マジック・ミラー越しの会話。映像が美しい。

心の傷が回復に向かう前半から、失ったモノを取り戻そうとする後半へ。
壊れてしまうには原因がある。待ち受けるもの、繰り返すことを恐れる男。
人の弱さ、弱さに向き合う姿が哀しい。男の家族を通して監督の温かい眼差しが伝わってくる。

学校からの帰り道。
"左だよ"
父と子が過ごした時間、場面を思い出すと泣きたくなって来る。
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