mh

ボスニア戦線のmhのレビュー・感想・評価

ボスニア戦線(1997年製作の映画)
-
スペインの国内ニュースを取材している女性リポーターが、ボスニア紛争を取材することになる。軽い気持ちで訪れたが、そこで出会った二十年来の戦場ジャーナリストや、戦場カメラマンが死と隣り合わせで仕事していることに触れて、取材に対する姿勢が徐々に変わってくるというストーリー。
良くも悪くもストーリーはそれだけなので、カタルシスは少ないんだけど、大げさにしてない分、リアリティがあってよかった。
1997年ってことは、サラエボ包囲が終わってすぐに撮影したのかな? 戦地の風景が異様にリアルだったのも特筆すべき点。データが少ないんでわからないけど、現地で撮影したのかもしれないね。(スナイパー通りという単語が出てきたので、サラエボ包囲かと思ったけど、それ限定というわけでもないのか)
ボスニア紛争、サラエボ包囲あたりは「パーフェクトサークル」だったり、「ブコバルに手紙は届かない」だったり「ボスニア」だったり名作がいろいろあるんだけど、いまはどれも視聴困難なので、これで我慢するという需要もあるかな。いやないか。
彩プロだしジャケと邦題からもB級臭が漂っていたので、ぜんぜん期待してなかったら意外にちゃんとしてて、十分楽しめる一作でした。
面白かった!
mh

mh