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ジャングル大帝のkoyamaxのレビュー・感想・評価

ジャングル大帝(1966年製作の映画)
3.0
似ている似ていない問題は解決されているそうです。。。

全体的にアニメーションの動きは牧歌的でシンプルです。
遠近感もあまり気にしていないところもありますが、それはこの時代の味ということでよいかと思います。

命の循環の話。

肉食動物と草食動物が仲良くする世界観は同じかもしれませんが、
人間対野生の動物たちという構図があります。
お父さんは人間に命を奪われることになります。

ここから子供のライオンのレオがお父さんを意思を受け継ぎ、立派な統率者になるよう奮闘するという話なのですが。

ライオンキングではファンタジーにしていた
肉食と草食動物を本来の関係として描かれています。

しかし、
一つのコミュニティ、一つの秩序を掲げているレオ
「仲間を殺して食べる!?」
疑問を抱きます。

苦悩の末、秩序を作るために出した答えは

「動物たちで畑をつくるんだよ!」

これに対する一同のリアクションは
この映画の見どころといってもいいかもしれません笑

冒頭の敵が人間なので最終的にジャングルを荒らす人間に対し、ジャングルの仲間が一致団結して立ち向かうことになるのかと、おもいきや、

人間はその後でてきません(;´Д`)
違う土地からやってきたゾウやなんかと戦うのですが、、
最初と最後で敵対する存在が違うので、主題もうやむやになっている印象はありました。

余談ですが、
落ち込んだレオを立ち直らせるために、仲間の動物は、死んだお父さんの剥製を持ってきてお父さんのふりをしてレオを諭す。
目がイってしまっている剥製のおやじと子供のレオが会話する、
という、これも結構どうかしているくだりがありますが、、

超実写だとどうなるのだろうか?と考えたりすると戦慄します。
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