三島由紀夫作品の中では特異な、青春＆純愛を描いた名作『潮騒』
舞台となった伊勢湾に浮かぶ島、三重県の神島（鳥羽港から定期船で約40分）には2度足を運びました^^;
三島由紀夫も1953年に1ヶ月滞在。
ギリシャ外遊後、この神島でギリシャ神話に着想を得たという作品。
歩いて一周出来る（結構険しいですが…）周囲4㎞、人口500人余りの小さな島です☆
とっても静かで何もない階段ばかりの島ですが、作品そのものの島なので、原作ファンにはたまりません！
観光客もほぼ居らず、小さな民宿の小さな部屋で「無」になれます。
島名産のタコが美味しくて、2度目はタコがまた食べたくて行ったようなものです^^;
この島に滞在中、三島由紀夫が川端康成に宛てた手紙には「すべて『よごれた』ものは何もありません。ここは本当の人間の生活がありそうです」と。
5度も映画化されてますが、映画では魅力は伝わりきれません・・・
活字をオススメしますm(__)m
