Bobsan

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたりのBobsanのレビュー・感想・評価

5.0
スチュアート・ゴードン監督は学生時代から演劇の世界で活躍し、TVの「Bleacher Bums」というシリーズの演出でエミー賞を受賞するという輝かしい経歴をお持ちですが、38歳の時にあろう事かブライアン・ユズナの目に留まり、本作で劇場映画デビューを果たしました。
それ以降は、チャールズ・バンド率いる"エンパイア・ピクチャーズ"でホラー、SF作品を多く手掛けましたが、監督作の「ロボ・ジョックス」の予算が掛かり過ぎた事と、チャールズ・バンドの杜撰な経営が祟ってエンパイア・ピクチャーズは倒産しました。
ゴードン監督はその後もホラー、SF作品をたくさん作って、僕達を楽しませてくれましたが、2020年に72歳で亡くなりました。
ゴードン監督の作品に登場するキャラクターは頭のおかしな、モラルや常識が通用しない人間ばかりですが、ゴードン監督はそんな人間達に目一杯の愛情注いで魅力的に描きました。そんなところにゴードン監督の温かい人柄が見て取れますね。
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