西東京

どたんばの西東京のレビュー・感想・評価

どたんば(1957年製作の映画)
5.0
労働力の映画。いつもの労働での動きそのものが人命救助になってるけど、人命救助という商品化されていない身体は労働から脱し、純粋な能力の総体が最後の高揚感へと繋がる。上から下へ、下から上へ。
炭鉱という高密度の空間から一転、後半は密度の低い画面の諦めムードも好き。冒頭のスペクタクルが一番凄いけど、中村雅子の背後に花びらが舞うラストを見て泣いた。
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