真っ黒こげ太郎

ゴジラ FINAL WARSの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
5.0
※最初に言っておくと、物凄い褒めまくってます。
その為、滅茶苦茶文章が長くなっているのでマトモなレビューを観たい方はスルーした方がいいと思います…。
更に本作が嫌いな人に対して喧嘩を売りまくってるような文章が飛び交っているので、ゴジラファンの方々は本レビューを見ない方がいいと思います。
※このレビューは所詮格闘アクション俳優が好きでゴジラにそこまで思い入れがないオタクの戯言ですので、真に受けないでもらえると助かります。

ごめんなさい。




「アクションが微妙」「怪獣の出番がもうちょい欲しかった」

↑まぁなぁ。それは分かる。



「格闘アクションイラネ」「ケインのアクションは要らん」

↑…ふざけんなァァァァァァァァ!!!オラァァァァァァ!!!(落ち着けw)
ジャニーズの人は兎も角(オイオイw)、ケインさんのアクションをバカにすんなや!!!
本作は上手く動けてないだけで、ちゃんと動けてる作品もあるんやぞ!!!
「DOA/デッド・オア・アライブ」とか「ニンジャ・アベンジャーズ」とか!!!!
(既視感のある文章。)




近未来、ミュータントと言われる新人類が生まれている地球。
ある日世界中に怪獣が大量出現!!!破壊の限りを尽くす!!!
世界中に散らばった地球防衛軍が応戦しまくる中、いきなり世界中から怪獣が消えた!!!
そして怪獣消滅と共に現れた、謎の宇宙人たち。
「X星人」を名乗る宇宙人は怪獣を消し去り、襲われていた人々を救い、人類と交友の為に来たとのことだったのだ。
更に地球への危機を知らせ、団結しようと声を掛けてきたのだ。
世界中はX星人を称える声で溢れるが、防衛軍のミュータント兵の尾崎や生物学者の姉妹たちは何処か違和感を感じていた…。

やがて明らかになるX星人のたくらみ。
本性を現したX星人は怪獣やミュータント兵を操り、地球に攻撃を開始した!!!

今ここに、地球の命運を掛けた最後の闘い(ファイナル・ウォーズ)の幕が開く!!!!




本作、個人的に今まで観てきたゴジラシリーズの中ではトップクラスに好きな作品なのだが、他のレビューや感想サイトでは超が付くほど酷評されている一作。

実は以前ブームに乗ろうとしてゴジラシリーズを追っていた時期があったが、最初の一作目以降は他の作品にハマれず、正直レ〇イプ目で見ていた。(伏字意味ねぇ!w)
特撮技術やゴジラの暴れっぷりは良かったもの、そこに至るまでの人間ドラマが長く、一作目に比べるとドラマも面白さも分からなかったのでアクションシーンに至るまでに飽きてしまったのだ…。
更にアクションシーンの最中にもドラマが挿入され、派手な画面と裏腹に俺の心は冷え切っていた…。
(ただ、ゴジラの口に薬をぶち込んで「薬は飲むのに限るぜ!ゴジラさんよ!」と言い放った軍人さんは好き。ああいう気の利いた台詞回しの出来る人がもっと居ればいいのに。)

そして、「ここまで酷評されてるからそんなに酷いのか…」と思い観たのだが、これが物凄く楽しく観れてしまって。

その後、ゴジラの新作が気になっていた時に本作が酷評されていたのを思い出してモヤモヤしていたので、改めてDVDを引っ張り出して鑑賞してみた。(ちなみに、ゴジラ作品の中で唯一、ソフト所持しています。)





…いやいや、これ面白いじゃねーか!!w
アレな所はあるっちゃるけど、全体的には凄く楽しめました。


確かに、アレな所や問題点自体は沢山ある。

BGMは一部を除いて全体的にイマイチだし、脚本自体も粗目。
唐突なガメラディスも酷いし、展開も突っ込みどころ満載。

更に格闘シーンは「VERSUS ヴァーサス」の監督にも関わらず、動きや撮り方のぎこちなさが凄まじくてイマイチだった。
格闘アクションの出来はアイザック・フロレンティーンさんやジェシー・Ⅴ・ジョンソンさんの作品と比べても一目瞭然。
特にケインさんのアクションは他の作品と比べて見ても雲泥の差。
お陰でラストの格闘シーンの出来はイマイチだったのは残念でした。
(これは北村龍平さんがカーペンターさんにカブレたせいなのか、アクション担当の人がヘボなせいなのか知らんが。)

あと細かい点では主人公が終盤まで空気気味だったり、南極の職員の人の扱いが酷かったり等の難点はありました。


ただごめん、正直に書くが、僕は結構楽しんじゃった!wwwwwww

話自体は荒いが、テンポ自体はそんなに悪くはないし、初っ端からアクションを入れたり、ミステリー仕立てな展開にしたりして、結構飽きずに観れる。
中盤の敵の正体が分かるシークエンスからはもうずっとアクション!
カンフーするわ、宇宙船でドンパチするわ、怪獣は戦いまくるわでもう特盛状態!!!!
前述の通りアクションはぎこちないが、モンスター相手のドンパチバトルや(早すぎた「ランペイジ 巨獣大乱闘」で「スカイライン -奪還-」!!!w)、バイクアクションに怪獣大暴れアクション等、色んなアイディアで映画を引っ張っているため、飽きずに楽しめる。
ドラマもケレン味に溢れた内容で、楽しんで観れる。

また、キャラクターに関しても、人類滅亡を前にしても超絶に頼もしすぎるドン・フライさんが演じるゴードン大佐が素敵すぎる。///
「封印したゴジラを使って宇宙人と怪獣どもをシバいて、もっかいゴジラ封印する!」という、メチャクチャかつ無駄にスケールのでかい作戦とそれに呼応するゴードン大佐の行動力が楽しくて、笑いながらも観入ってしまった。
台詞も見事なまでに男前で、

「破滅する世界なんかもうない。」
「これは誇りの問題だ。隠れて死ぬか、戦って死ぬかだ。」
「おい若造。お前には知らないことが2つある。1つは俺、2つはゴジラだ。」

等、男気溢れまくり!!!

特に「オペレーション・ファイナルウォーズ」のシーンはBGMも相まって超絶にテンションが上がります!!!!w

他にも、「俺に任せて先に行け!」な展開で魅せる船木誠勝さんや、ヒャッハー!な演技で楽しませてくれる北村一輝さんなども作品を彩ってくれた。

更に本作ではゴジラの無双っぷりが凄まじく、セガール並に大暴れ!!
ラストバトルこそ苦戦しますが、本作を観てゴジラの難航不落っぷりがようやく感じられました。

所々に、「エスケープ・フロム・L.A.」や「ドゥームズデイ」のような、「A級の予算のB級映画」っぽい雰囲気が感じられるのも地味にポイントが高いです。(何のポイントだw)
まぁ、予算20億くらいしかないみたいだから、カーペンターさんにをリスペクトした人が作ったらこうなっちゃうのはしょうがないか!w

正直、勢いだけ!な感じはしますが、格闘アクションにドンパチアクション、更には怪獣アクションと好きなものが沢山詰まっているので、すみません、意外と大好物でしたwwww

これで格闘アクションの出来がアイザック・フロレンティーンさんの作品並に凄ければ、もっと良かったんですがねぇ。

正直、星自体は4.5位な感じですが、個人的には好きな作品だし、低評価なのが少々辛いので、ちょっと加点しましたwwwwwww
(ヒデェレビュアーだw)



…最後に今まで溜めこんでた毒を吐かせてもらいますね。

「肉弾アクション要らん」と言うヤツもいるが、肉弾アクションや格闘アクション好きな人もここにいるんだからな!!

そもそも、”人間がモンスター倒すのはNG”なら、「ランペイジ 巨獣大乱闘」とか「スカイライン -奪還-」とか「MEG ザ・モンスター」とか「モンスター・ハンター」とかはどうすりゃいいんだよ!!!

後ケインさんのアクションをディスんのはやめてくれ!!他の作品ではキレッキレに動けてるんだからね!!!

…無理には進めませんが、もしまだ観てないという人で、機会があったら、ケインさんの名誉のために、観てあげてくれ。

…「DOA/デッド・オア・アライブ」とか「ニンジャ・アベンジャーズ」とか!!!!
(またかよ!!!ってか、似た会話前にもにも見たぞ! 何なんだ!? コピペかよ!?)

最後に一言、ゴジラファンの皆様方。
本ッ当にごめん!!!