【直球勝負】
その潔さが清々しい
蔵出しレビュー
時は、2001年2月9日
邦題「美術館の隣の動物園」
原題「Art museum by the zoo」
評価 4
ひとこと 直球、直球、また直球のストレートな恋愛映画♪
<コメント>
いやあ、いいねえ。まっすぐな脚本は。いや、脚本だけじゃない。俳優達の表情がとてもいいんだ。字幕の台詞以上にこちらへメッセージを送りつづけてくるんだ、全員が。これが、恋愛映画の典型的な展開を2時間弱続けていけた原動力だ。
もちろん、台詞のひとつひとつもやわらかく観客の心を包み込む。更に、セピア色の情景が全体を染め上げる。その色彩の美しいことったらありゃしない。そして、こまやかな演出・・・といくらでも出てくるね。
最近の韓国映画は侮るべからずってのはもう2,3年聞いてるけど、これを観て否定できるひとはそういないんじゃないの?
評価を4にとどめたのは、やはり陳腐な脚本だったからで、もうちょい力いれて描いてくれたら5をつけたんだけどなあ(笑)
ついでに余裕があれば、画面の隅々まで見てごらん。隣の国の姿がよく見えてくるからね。それも現実の一部だ。