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ミラルのaaaakikoのレビュー・感想・評価

ミラル(2010年製作の映画)
3.5
孤児を受け入れる学校の校長、そこに通う女学生など、パレスチナの女性たちを主人公にしています。
いつもさまざまな国の映画(特にインド)をご紹介くださるBaad様のレビューを読み、ぜひ見たいと思って探しました。
監督、俳優などの映画情報は↓のBaad様のレビューに詳しいです。

ミラルはのちにジャーナリストになる女性とあって、若い頃から政治活動に参加していたり、イスラエルへの民衆蜂起(インティファーダ)の際に他の女学生とともに難民キャンプに派遣されたり、移住してくるユダヤ人への不信といった、現地の視点が興味深かったです。
パレスチナとイスラエルは、イスラム教とユダヤ教とキリスト教の聖地、というものすごい聖都市である「エルサレム」を巡って対立しているというざっくりしたことしか知らなかったのですが、当たり前ですがそれは原因のひとつでしかありませんでした。

紛争や差別などが描かれている重い映画ですが、家族の愛もテーマにありますし、やはり各国原産の映画は、現地の日常生活や文化が垣間見えるのでとても楽しいです。
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