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だれも私を愛さない!
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『だれも私を愛さない!』に投稿された感想・評価

Cem

Cemの感想・評価

1.0
女4人が繰り広げる素敵な愛の物語♡*。決して合うことのなかった女4人が意気投合!夫の浮気現場を突き止めようとキャンピングカーに乗り込み、行く先々で珍騒動を巻き起こす
ベルナデット・ラフォンとビュル・オジエが姉妹役。可愛い手書き風 裏ジャケの人間関係解読チャートがありがたい🥺でも複雑な人間関係が面倒くさいし、薄っぺらい
『離婚がー』『男がー』『子供がー』とか、ほんとどうでもいい会話が延々と続く
ukigumo09

ukigumo09の感想・評価

3.4
1993年のマリオン・ヴェルヌー監督作品。セットデコレーターの父とキャスティングディレクターの母を持つ映画家族に生まれたこともあり、幼い頃から映画スタジオに通い、ベルナール・ブリエ、アンリ・ヴィルヌイユ、ロマン・ポランスキー、パトリス・シェローなど有名監督、俳優と出会うなど恵まれた環境で映画の世界にどっぷりと浸っていった。高校を中退しバーで働いたり制作アシスタントをしたりしていた彼女は友人の誘いでロサンゼルスに渡り、そこで執筆活動に専念する。処女小説『夢中になれたら』を書きあげ、出版社に売り込むも上手くいかず、彼女はTV界入りを決意する。いくつかのテレビドラマシリーズやテレビ映画を手がけ評判となり、『だれも私を愛さない!』で念願の劇場映画デビューを果たす。
本作は俳優陣の多彩さが目をひく作品だ。ヌーヴェルヴァーグの監督たちの作品を彩った2人の女優、クロード・シャブロル監督『二重の鍵(1959)』やフランソワ・トリュフォー監督『私のように美しい娘(1972)』のベルナデット・ラフォンと『狂気の愛(1969)』『北の橋(1981)』などジャック・リヴェット作品に欠かせない存在のビュル・オジェが姉妹なのは往年のファンには嬉しいところ。トリュフォー監督のアントワーヌ・ドワネルシリーズでアントワーヌを演じたトリュフォーの分身とも言えるジャン=ピエール・レオーも脇を支える。また80年代のフレンチポップスのアイドルとして10代の頃から活躍してきたリオがシングルマザーを演じ、本作ではヴェルヌー監督を投影した役割を担っているのも注目だ。

マリー(リオ)は27歳で娘のリリー(ジュデット・ヴィチ)を一人で育てるシングルマザー。リリーの父はピエールという男で、マリーが一時的に関係を持っていたタクシー運転手。ピエールは再婚するということで結婚式に娘リリーだけを招待し、迎えに来る。マリーは自身の男運の無さは母アニー(ベルナデット・ラフォン)のせいであると大喧嘩して7年間音信不通の状態だ。そのためアニーは孫であるリリーの存在すら知らない。そのアニーは恋人から荷物ごと追い出され、かつての夫リュシアン(ジャン=ピエール・レオー)の元に向かうが現在は家庭を築いており、相手にしてもらえない。仕方がないので妹のフランソワーズ(ビュル・オジェ)を頼ると彼女は夫ポールの浮気疑惑に気を病んでいる。ポールは化粧品研究所の営業をしており、北部に出張に行っているのだが、フランソワーズはこれを口実に愛人と密会していると推察している。それを聞いたアニーは浮気現場を突き止めようと2人でキャンピングカーに乗り込み、ベルギーとの国境近くの町カンブレーを目指す。化粧品研究所の会合で使われるオテル・ド・ラ・ペに着くと迎え入れてくれたのは女主人クリクリ(ミシェル・ラロワ)だ。彼女は料理人である夫にもホテルにも研究会にもイライラしてフラストレーションを抱えており、アニーと意気投合する。翌朝、フランソワーズの夫の浮気現場への旅にクリクリも加わることになる。出発直前にホテルの掃除係をしていて今まで海を見たことがないという11人の子持ちのディジーも仲間に入れて4人でポールが愛人と密会していると思われるグランドホテルに向かう。途中で父の結婚式を抜け出してきたリリーを拾い、母の元へ届けることにする。

本作は現在の時制が進行しながら時折過去のエピソードが挿入され、マリーはどんな男と出会い、どういった形で母娘が疎遠になったかが描かれている。出てきていない人物の名前が話されたり、現在と過去をシームレスに繋いだりしていることで、若干混乱を招く部分はあるが、ポールの愛人の正体の判明による絶妙な大団円までしっかり楽しめる女性讃歌の映画である。