勅使河原宏監督作品
ぼく(仲代達矢)は研究所の爆発事故で顔に大怪我を負ってしまい顔を失くしてしまう
所長代理の地位も失い妻(京マチ子)や職場の人との関係もぎこちなくなり周囲の目を気にするようにな…
安部公房生誕100周年ということで、この映画に辿り着いた。
安部公房×勅使河原宏×武満徹のタッグ最高すぎる。
当時の白黒映像が男の白の包帯をより際立たせよいと思う。カラーにしちゃだめだな。
顔が人間…
ショット、照明、音楽、美術、編集全てが効果的
主人公の顔、仲代ほど美男じゃなかったらどうなってたんだろうとは思う
話の本質とは違うだろうけど美醜についても考えさせられた
京マチ子、入江美樹、岸田今…
なんか戯曲みたいだったな....
人間の顔についてこんなに真面目に考えたのは初めてかもしれない。哲学チック。
ATGみもちゃんとあって、っていうかATGなんだけど、不気味でリアルで、感情移入まではな…
「お分かりですか?
これがなんだか。
いや、分かってないな。
あなたにはお分かりになっていないんだ。
人体の模造品、そうでしょう?
しかし、あいにくこれは指じゃない。
指の形をした劣等感にしか過ぎな…