現れる小林

哀しき獣の現れる小林のレビュー・感想・評価

哀しき獣(2010年製作の映画)
4.1
ノンストップの逃走劇と戦闘は面白かった。

ただストーリーがちょっと分かりにくく作ってあるのと、私が特段ノアール映画とかの、組織内とか板挟み的状況での主人公の立ち回り的なものを追うのが苦手なのがあり、なぜ主人公がこの人に追われているのか、なぜこの人たちがあの人を殺そうとするのかなどが途中で分からなくなってしまった。
私が鈍すぎるだけなのではないかと心配になったが、他の感想など見てみても対立関係や目的がわかりにくいというレビューが散見されたので、説明が少ないことは確かだと思う。ただそのシーンでの敵が誰なのかはさすがに一目でわかるので、あまり深く考えずに「今はとりあえずこいつから逃げればいいのか」みたいな感じで見てるだけでも十分楽しめる。

終わり方とエンディングシーンの音楽はなんとも言えない悲しさがあって好み。