好き勝手なてそ

仄暗い水の底からの好き勝手なてそのレビュー・感想・評価

仄暗い水の底から(2001年製作の映画)
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U-NEXTで間もなく配信終了しそうなので初めて鑑賞。
いやーこれぞJホラーという感じ。
鈴木光司原作の特徴なのかJホラーの特徴かも最早わからないけど、どうしてこんなに水を不気味に描けるんだろう?
リング、死国、学校の怪談4など、水がキーになるようなJホラー作品に出会って来たけど、これもまあ〜気味悪いしずっと怖くて良かったなぁ〜。
海外でも水びたしのホラーって見ることあるけど、なんだろうこの湿気と淀みと、たとえ夏でも「やけに寒いねえ…へへ」みたいな会話が出そうな空気から呪わせるような感じは日本のホラーにしかない気がする。
海外ホラーは普通に見れるんだけど、この作品はちょいちょい目を画面の端にそらしながら見たw
実際怖い場面が出ちゃったらそこまでじゃないんだけど、空気ごと呪われてる感じがすごい出てるのでずっと怖い。ニオイまで伝わってくる気がするんだよね〜雨の匂いとか団地の匂いとか。だからよりリアルで怖かった。
こういう作品もっと出てくれないかなぁ〜。
台湾ホラーとか韓国ホラーとかすごいの色々出てきてるけど、まだまだ日本にしか出せない色ってある気がする。

ところで、こういう空気感大事なホラーを褒めたあとに書くのはすごく野暮だとはわかってるんだけど、こういう邦画作品って字幕起こし難しいんですかね…?
洋画と比較するとどうしても声が小さくて、イヤホンでしか見れず…雰囲気多少壊すとは思うけど、文字の補足情報があると便利だよなと思う。