イチャンドン監督の映画を前から観よう観ようと思ってたので、とりあえずタイトルを知っていたこの作品を観ました。
非常に高評価の映画に難癖付けたくないんですけど、私はあまり好きではありませんでした。いい映画だとは思いますが。
まずこの映画が提起しているテーマは素晴らしいと思います。宗教が持っている矛盾を浮き彫りにしているところなんてのは良いと思いますね。
ですが、私はこの主人公のシネさんの事が生理的にというか終始受け付けられずに終わってしまったんですよねぇ。そりゃ旦那を交通事故で亡くし、息子を拐われて殺されたお母さんですから、同情しても仕切れないとは思うんですよ。でもそれとは別に、この人が持っている本質的なところが私はんまぁ嫌いで、どうしてもダメだったんですよ。冒頭で、初対面の相手に「インテリアを白に変えた方がいいわ」なんて言うシーンがあるんですが、ここで何だ？この女？と思っちゃったんですけど、それからその何だ？この女？っていう小さいことの積み重ねが何度もありまして、うわぁダメだわっていうストレスが半端なくなってしまいました。文句を言い始めたらキリが無いのでココまでにしておきます。
ソンガンホ先輩は頭が悪そうな役でしたが、可愛らしくて良かったですね。

・キリスト教 信者体験 ツアーの余韻
・赦しとは 神からでなく 心から
・笑ったよ 信者反抗 嘘の曲
・密陽へ 移住人口 増えたかな
・ソンガンホ 好きじゃないけど 安心感
・キリスト教 入信効果 如何程か
・無宗教 立派な宗教 確信犯
・言動は 別の自分が 見ているよ
・罪と罰 均衡次第 復活へ

2020年50作目

チョン・ドヨンの顔が変わる演技。

チョン・ドヨンの演技がとにかくすごい。
本当に同一人物かってくらい顔が
坂井真紀からいとうあさこくらいの振り幅ある。

１番印象に残ったのは面会のシーンで、
自分が死ぬほど苦しみ悩んで絞り出した“許し”。
本来それは罪を犯して苦しんでいる人間に向けて、
救済として与え、与えられるものだったばす。

しかし、目の前には既に神に許されている犯人。
このときの何とも言えない感情。
怒りなのか悲しみなのか憎しみなのか悔しさなのか、
何とも表現出来ない新しい感情が、
そこには映っていました。

ドッと疲れますが素晴らしい映画でした。

• #韓国_SO