ごりぞう

ロボコップのごりぞうのレビュー・感想・評価

ロボコップ(1987年製作の映画)
4.7
 公開当時、試写会で観た映画ではあるが、その後も好きで何度も観て、本日Blu-rayを買って観ている。
 当時も感じたことではあるが、近未来の設定を「ニュース番組とCM」によって説明する方法は導入としても面白い。

 さて、公開してからライフスタイルが激変してしまった立場で改めて観てみると、この物語は、バブル時代に「24時間働けます」と頑張った挙句に家庭も未来も失って、滅私奉公した仕事とわずかなアイデンティティ(自負)が残った男の話である。
 警察がブラック企業になっているというディストピア感も最高であるし、当時のCGに頼れないカクカクメカニックも良い味を出している。
 特にバイオレンスの辛さは、レーディングの無かった時代ならではのブチ切れ具合である。

 個人的にBlu-ray十二鬼月の上弦にランクインする傑作である。
ごりぞう

ごりぞう