けんけん3号

アイズ ワイド シャットのけんけん3号のレビュー・感想・評価

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)
3.6
ずっと気になっていた作品。今頃になって初鑑賞。当時はトム・クルーズ、ニコール・キッドマンの夫婦共演やら、キューブリックの遺作やらで話題になっていた。なかなか解釈の難しい作品。内容は倦怠期の夫婦がいる。妻が浮気願望を語り、夫は嫉妬にかられ、自分も浮気をしようとするが、罪悪感にかられ何も出来ない。ビルが行った屋敷での出来事は?
あの仮面の人々の乱交の意味は?あれを主催している組織の恐ろしさは?最初のパーティーでビルが助けた女性が屋敷でビルを助けて、オーバードーズで亡くなる。彼女は殺されたのか?ここのくだりはサスペンスフルで楽しめるが、アリスの願望との繋がりは伺えなかった。結局全てがバレて、ビルのお詫びで終了。でも、何故あの仮面がベッドに?あれはビルの夢?ここも謎。ただ、父親を亡くしたマリオンにいきなり告白されるシーンがあるが、あれはアリスの状態というのは理解が出来たかな。ラストのアリスのセリフの意味は?倦怠期を乗り越えるにはアレしかないという意味なのか?個人的には互いの魅力を認めつつ、本能のまま、欲望のまま求め合い、渡し合うのが愛のカタチだと言っているように思えた。難解な作品だが、あのピアノのリズムが耳に残るり、展開は読めないので、楽しめたかな~。皆様のレビューを読んだり、ネットで調べたりしてみよー。しかし、ニコール・キッドマンはこの頃が一番美しかったんじゃないかな?