西村大樹

機動戦士ガンダムの西村大樹のレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム(1981年製作の映画)
4.5
とにかく密度が濃い。無駄なシーンが一切無い。
そのため、130分も超える長さの作品として観ると、ダレる場所がなくかなり辛い(苦笑)
十年ぶりぐらいに観たのであるが、富野監督がアニメで人間を描こうと足掻いている姿がスクリーンから伝わってくるのが凄い。それが叫びのように観客へと迫ってくる。
確かに、作画的には昨今のアニメに比べたら敵うモノではない。そもそもセル時代の作品なのである。
それでも、ここまで素晴らしいのは脚本と演出の力。

アニメであったとしても、大切なのは脚本と演出なのである。
西村大樹

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