溝口健二作品がGYAO!にあったので鑑賞。
母一人で京都の置屋を切り盛りしつつ、里帰りした娘と軽くドロドロする話。
コンパクトでテンポも良くて面白かったです。
田中絹代が能の演目で、老女が色に狂うといった内容のものを見てギリギリしてるシーンとか、気持ちが伝わりすぎて辛かった。1954年作当時、能が普通に娯楽としてある当時の世界を垣間見れました。
医者の男のクズっぷりが徹底してましたね。ラスト、京都の置屋の仕事を俯瞰で見られる演出もあって、複数の視点を入れてるのがよかった。
太夫さんのすごいポックリで歩くやつとか、本当にあったのねー
久我美子の洋装のヘアスタイルとファッションが素敵だった。
