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蛇女の脅怖のEirainのレビュー・感想・評価

蛇女の脅怖(1966年製作の映画)
3.0
ハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」第13期 第6弾は、第5弾に引き続きハマー・フィルム・プロダクション特集。パッケージビジュアルがヤバすぎる『蛇女の脅怖』を鑑賞。

急死した兄の遺産を相続し、兄の屋敷に住まうこととなったハリーとその妻ヴァレリーのスポルディング夫妻。この村では住民が不可解な死を遂げる事件が続いており、その死に様から"黒死病"と恐れられていた。被害者の首筋に残る謎の咬み傷、果たしてその真相は―――(・・・って、隠すまでもなく"蛇女"なんだが。)

本作の目玉は、言うまでもなくトラウマ必至の"蛇女"のビジュアル。本物の蛇皮を原型にした2時間の特殊メイクで撮影に挑んだ、エキゾチックな魅力の美女ジャクリーン・ピアース。肌荒れと閉所恐怖症に耐えながら何度も撮り直しをしたというエピソードを聞くと、作中で悲劇的な運命を辿るアンナとオーバーラップして、なんとも哀しさが増してくる。(前述のエピソードは、Blu-rayの解説書より。)

内容的には特筆すべきものはなく、"蛇女"のビジュアル的な存在感が全ての作品。
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