木

ちえみちゃんとこっくんぱっちょの木のレビュー・感想・評価

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「青森の春は汚い。雪が溶け出すとずっと埋まったままだった犬の糞があっちこっちで顔を出す。」
手紙が来て指をぺろっとして中身を取り出していると「のりこ!」と呼ばれて振り向く。初めて主人公の顔が見える。そして満を持して見えるその顔。

この冒頭だけで映画にのれる。繊細さと爆発力が同居してる。
木