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マッド・フィンガーズのromioのレビュー・感想・評価

マッド・フィンガーズ(1978年製作の映画)
4.6
狂気の作品すぎて、レビュー書くのももはや怖い。

真冬に、でかいラジカセかついで、公共の場で爆音を流すマッド野郎が主人公。
自身は有望なピアニストでピアノを弾き散らかしながらも、うるせー音楽を垂れ流すそのギャップがもはや怖い。
いい女とガンガンセックスしたり、ピアノガンガン弾いてるが、
金貸しの仕事をした暴力的な面があったり。
ボコボコにした後の、ピアノのために手を心配するのも怖い。
サイドストーリーもトリッキーなものばかりで。
どれもが、主人公を暗示しているよう。
考えれば、考えるほど、自分が見ているものと、実際の景色とは違うものがあるのではないかと勘ぐってしまう。
内容などではなく、映画自体の魅力がかなりこれはでかい。
今も頭の中で爆音がチラつく。
よくは分からない。
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