ねんお

ALWAYS 三丁目の夕日のねんおのレビュー・感想・評価

ALWAYS 三丁目の夕日(2005年製作の映画)
3.0
人情ものは嫌いじゃないし、音楽もとても良いけども、それはそれとして演出が過剰過ぎる。超超超大衆向け映画だし、漫画調というかアニメ調のような演技も、ここぞという場面での爆音感動BGMも理解はできるけど納得はできないという話。
この作品の鑑賞によって起こるのは受動的な感動であって能動的な感動ではない。自身の琴線に触れて自ずと情動が揺れ動くのではなく、いわば両肩を掴まれてぐわんぐわんと揺さぶられている印象。もっと言えば感動の押し売り。泣くかどうかは個人が決めることであって、その意味において、この作品は一切開かれていないため、良い映画であるとは思うけど、全く好きではない。
ねんお

ねんお