ハワード・ホークス監督作。
1941年制作の『教授と美女』(1941)を巨匠ハワード・ホークスがセルフリメイクしたテクニカラーの喜劇映画で、主演はダニー・ケイ、相手役をヴァージニア・メイヨが務めます。原作はビリー・ワイルダーとトーマス・モンロー共作の「From A to Z」。
仲間の音楽家たちと一緒に音楽事典の編纂に取り組んでいる堅物の音楽教授と、ギャングの情婦で警察に追われる身となっているジャズ歌手のヒロインとの出逢いと恋のゆくえを描いた“音楽＋ロマコメ”の痛快作となっています。
堅物の音楽教授と魔性的なジャズ歌手との恋の駆け引きをギャング一味との対決サスペンスを交えてテンポよく描いた恋愛喜劇で、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシー、ルイ・アームストロング、ライオネル・ハンプトンら一流のジャズミュージシャンがこぞって出演する豪華なキャスティングと華やかな音楽シーンが魅力ですし、クライマックスのジャズ演奏を使った小気味いい悪党退治では一級のユーモアで魅了してくれます。
