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しあわせの雨傘のotomisanのレビュー・感想・評価

しあわせの雨傘(2010年製作の映画)
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「フランスのおっかさん」映画
 ホームドラマと思いきやえらい展開になって、社長夫人(壺)→社長→国会議員とのし上がり、あと1時間あったらドヌーブ大統領になってるのでないか?
 懐も深い。息子の実父が夫(社長)→市長→公証人へと2度も変わる。大ごとなのにしゃあしゃあと不倫ネタを政治利用する社長、それと聞いて大感激する市長。一波乱かと思うと春風が吹いたような感じで大したもんだ。もっともツケは、も一度夫人に言い寄りたい市長が、実父は公証人と明かされて、夫人を30年前のあの日の現場で放り出したことで、夫人が懐かしの湖から町まで5km歩くことで払うのだが。
 ドヌーブ映画を代表するとも思わないが、監督30年後にどうした訳か回想した、あまりパッとしない1978年の華なのだろうか。
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