極楽蝶

野獣死すべしの極楽蝶のレビュー・感想・評価

野獣死すべし(1959年製作の映画)
3.0
ニヒルな仲代達矢、元気はつらつで健康的美人の団令子、日本人離れした美しさの白川由美。後楽園競輪や東京の町並、ファッション、パンナムの飛行機。古い映画には、作品の内容以外にも見どころがいっぱい。
ストーリーしては、犯人に結びつく重要な決め手が、容疑者が書いた論文のみと、ちょっとムリムリかなぁ、と感じるところはあるけれども、ハードボイルドには、そんなことよりも論文の内容の方が刺激的で良いのかも。推理作品ならば最後は犯人逮捕となるけれども、容疑者が海外に飛び立ってしまうのハードボイルドなのかなぁ。オープニングのブリキのおもちゃも印象的。
ラスト近くで飛行機の案内放送があるけど、ホノルル・サンフランシスコ行きと言っているので、まだ当時はダイレクトで西海岸まで飛べないので、ホノルルで一度給油したのかなぁ。
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