このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
終盤の展開が特に好きです。
①良かったところ
・寅さんとお母さん
母の話に耳を傾けない寅さんが印象的でした。
嫌な思いをしたからこそ、なかなか向き合えないのかなと。
ふざけてしまうところがむしろ悲しかったです。
・寅さんの魅力
暴言といった問題点がありますが、優しくて繊細な面もある寅さん。
海辺での寅さんのシーンが印象に残りました。
短い場面でしたが、寂しげな様子が刺さりました。
・終盤の展開
まず、さくらさんが旅に出るところが良かったです。
普段は故郷で待っているので、新鮮でした。
また、花子さんは柴又を離れましたが、その理由が別のお相手でないところも良かったです。
花子さんが居場所を見つけ、寅さんが身を引くという流れが好きです。
人の幸せを想う寅さんを感じました。
花子さんの帰郷に動揺する寅さんも描かれたからこそ、より響きました。
そして、さくらさんとのバスでの再会。
人生の苦さを認めつつ、希望も感じました。
②まとめ
いい映画でした。
観て良かったです🙇