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蘇える金狼のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

蘇える金狼(1998年製作の映画)
3.7
昼間は平凡なサラリーマン、しかし実は巨大資本の強奪をねらう若き野心家、朝倉哲也(真木蔵人)。彼は同僚のルリ子(吉瀬美智子)や幼なじみの由紀夫(北村一輝)とともに裏帳簿の光ディスクを盗み、さらには会長秘書(安原麗子)に近づいてディスク解読のパスワードも入手する。しかし、不審に気づいた会社側は、朝倉に殺し屋をさし向ける。
大藪春彦のハードボイルド小説の2度目の映画化。
今回は、製薬会社が躍進したきっかけとなる黒い秘密が隠された裏帳簿のフロッピーディスクと人体実験の秘密が隠されたノートをめぐる争奪戦ということで、前半はチーム戦、後半は製薬会社との決戦という現代的なアレンジ、朝倉たちアウトローが心の支えにしてるおとぎ話「狼とライオンの話」を軸にすることで、生き残りのために手段を選ばないアウトローの生きざまが凄絶に描かれている。
リアルで迫力満点なガンアクション、真木蔵人や北村一輝の演技が印象的。
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