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トレインスポッティングのNのネタバレレビュー・内容・結末

トレインスポッティング(1996年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

青春×ドラッグ×ダニーボイル

ドラッグとは比べ物にならないが、喫煙者やソシャゲのガチャをやる人間としては禁煙、禁ガチャに通ずるものがあってとても耳が痛い映画。

レントンがこれが最後、仕事前に一回、と言い訳がましくドラッグを打つ姿を見て、お前絶対また打つよなと思いつつ、案の定打ってやっぱりなぁ。

ドラッグが怖いのはもちろんのことだが、それよりもいつでもドラッグを気軽に手に入れられる周りの環境の方が恐ろしく感じた。

レントンも一度は地元を離れ更生できたかと思ったら、地元から友人達がきて再発するのはまさにそれ。やはり環境が大事。
ただ、今まで一緒に育って、つるんできた友人達だから無碍にできない気持ちもわかる。

個人的にはダイアンが可愛くて、ギャップがブッ刺さり。朝起きたらまさかの学生で笑う。
出番が少なかったのは残念。

トリップしている時と禁断症状時の演出が好き。
天井を這うベイビーにはゾッとしたし、トイレの中に座薬ドラッグ取りに潜る所は汚過ぎて笑ってたけど、それほどまでして欲しくなるって事だもんなぁ。

最後、レントンが視聴者側に語りがけてくるのも良かったし、青年の底辺からの脱却は青春映画として見ていて面白かった。

2024 158
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