このレビューはネタバレを含みます
知り合いに勧められてずっと観たかった本作。こうして観てみると、女性や若者の悩みって表面的には変わっているように見えても、根本はあまり変わっていないということが良く分かる。
それほどに若者としてこの世を生き抜くことは苦しいことだし、それがのちのちキラキラして見えることもある。だから、若さって二度とない時間だし、どんなに辛くとも素晴らしいと思える。
自分の周りには、子猫を預けられるほど安心して頼れる人がどれだけいるだろうか。どんなことがあったとしても、こうして昔から繋がっていられる友人がいるだけで幸せだと思うのは私だけだろうか。それぞれが別々の人生を歩み始めるこの時期だからこそ、こういう古くからの関係を大切にしたいものである。そんなことを考えさせられた素晴らしい映画だった。